エゾハルゼミとタニウツギ

山菜
05 /18 2024
他人の田植えの手伝いが終わったので、今日は一週間ぶりにまた蟹田の山へ筍採りに行った。
昨日の津軽は寒冷渦が通過して大荒れの天気だったが、今日は朝から快晴で日中は25℃まで上がっていい天気になってくれた。
あれから一週間もたったから筍が伸び過ぎているんじゃないかと思っていたが、東尾根の日陰になっている場所に入ったらちょうど出始めの筍がたくさんあって、今年初めて特大リュックに満杯に採ることができて、肩に食い込む重さに耐えながら5時間かかって車に戻ってきた。
蟹田の山では先週まで聞こえなかったエゾハルゼミの大合唱で、ガジャシマ(タニウツギ)の花も咲き始めていた。
津軽では「ガジャシマの花が咲けばワラビや筍の時期だ」と言う。

採るのに時間がかかったので中舘の実家には1時頃着き、洗って湯通しして皮を剥いて節を取ったら7時近くまでかかった。
疲れたがこれだけ採れれば満足だ。
蟹田の筍は探せばまだあるだろうが、私はもう今年は行かない。
明日からは実家の田植えの手伝いが始まる。
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大相撲の観客

大相撲
05 /15 2024
月曜日から浮世の義理で他人の家の田植えの手伝いをしている。
毎朝早く出て重労働をしてキツくてヒーヒー言っているが、だいたい4時前には終わるので大相撲を見られるのはいい。
今日は3時過ぎに仕事が終わったので、ゆっくり4時から最後まで生中継を見る事ができた。
今日も私が「早く引退すればいいのに」と思っている行司の木村庄之助が最後に無様な姿をさらして、また「さっさと辞めればいいのにな」と思って見終わったが、後でネットニュースを見ると元フジテレビのアナウンサーだった中井美穂が観客席で映っていたというので録画を見直した。
私は大相撲をいつも録画しているのだ。
注意して見たら、確かに中井美穂が観客席にいて何回も映っている。
元々地味な顔立ちだから年を取ってもほとんど変わりないようだ。

大相撲では相撲を観戦するのがもちろん一番の楽しみだが、観客席に誰がいるかを見るのも面白い。
名古屋場所では二人のマダムが毎日観戦しているのを見るのが楽しみだし、ポール・マッカートニーが見に来たときは私ばかりでなく倭国中の注目だったろう。
今場所では月曜日の観客席に、歌手の「つのだ☆ひろ」がいるのが見えて「確かつのだひろは70半ばのはずだからこの人は若過ぎるから別人だよな」と思っていたら、後でネットニュースで本人だと知った。
テレビでは60歳ぐらいにしか見えなかったから、つのだ☆ひろはいつまでも若いな。

月曜日は他に二人の有名人が砂かぶり席にいるのが映っていた。
高須クリニックの高須院長と、そのパートナーの漫画家の西原理恵子だ。
高須院長はどうでもいいが、私の目は西原理恵子に釘付けだった。
何を隠そう私は彼女の大ファンなのだ。(しばらく彼女の作品を買ってないが)
この二人は去年も大相撲を見に来て砂かぶりにいたのをテレビで見た覚えがある。
後で録画で彼らが映っているシーンをチェックしたら、琴櫻と熱海富士の取り組み前に天井カメラから二人の仕切りを映しているとき、砂かぶりの高須院長と西原理恵子がイチャイチャしているのがしっかり映っていた。
西原理恵子は高須院長にぴったりくっついて座って、院長の右脚を手でスリスリしている。
私は嫉妬の炎がメラメラ燃え上がって「てめえらテレビに映ってるのに見せつけてんじゃねえよ!」と一人絶叫したのだった。

倭国人の常識

05 /12 2024
倭国は世界的に見ても豊かで深い文化を持つ国だと思っている。
百人一首もその一つで、我々の生活の中に百人一首があることがどれだけ生活を豊かにしてくれているだろうか?
落語の「ちはやふる」は百人一首を元に作られた噺だし、百人一首を題材にした小説や漫画も多い。
私自身このブログで百人一首の歌の一つを本歌取りしたパロディを披露したことがあるが、他にも有名な歌人が百人一首の歌を本歌取りした作品をいろいろ発表しているらしい。
百人一首を意識した言い回しをしたり聞いたことは、倭国人ならけっこうあるのではないか?
それもこれも、倭国人の多くが百人一首を知っているという前提があってのことだろう。
ところが、今の倭国人が百人一首の歌をどれだけ知っているか甚だ心許ない。
もう20年も昔のことになると思うが、「笑っていいとも」でタモリが一般参加者の若者5~6人に「百人一首の歌をなんでもいいから教えて」と訊いたら、誰も答えられなかったのを見て驚いたことがある。
あれから百人一首の漫画がいくつか発表されてちょっとしたブームが起きたりしたから、今はもう少し知っている若者が増えているんじゃないかとは思うが、昔の人に比べて今の倭国人が百人一首の歌をあまり知らないのは間違いない。

「会田雄次」という高名な西洋史学者が書いた「アーロン収容所」では、何もない収容所でいろいろ娯楽を考え出す様子が描かれていた。
毎週土曜日は演芸大会をやり、捕虜生活で何もないはずなのに全部英軍からかっぱらって、足りないものは盗品をビルマ人と交換したりしていろいろ工面し、出征前はいろんな職業についていた兵たちがそれを使って舞台装置から小道具までなんでも作って、さらには小柄な少年兵に女形をやらせて本職と遜色ない舞台を作り上げて英軍を驚嘆させていたという。

あるとき収容所内で百人一首が流行って、会田さんが所属する中隊でも百人一首を作って捕虜生活の無聊を慰めようということになったが、99首まではすぐ出たが一首だけ誰も思い出せず、他の部隊に訊けば簡単にわかるのに中隊のメンツがあるから訊くこともできず、京大出身のインテリの会田さんがそれを思い出す役目を仰せつかって、ウンウン唸りながらなんとか最後の一首をひねり出したというエピソードが書かれていた。
その歌は「おほけなく うき世の民におほふかな わが立つ杣に 墨染めの袖」だったそうだ。

会田さんがいたビルマ戦線は激戦地で、戦死者が続出して元の十分の一まで減ってしまった部隊が多かったそうで、旧陸軍でも中隊は200人ぐらいで編成されていたのに、会田さんの中隊も最後まで生き残って収容所にいたのは20人足らずだったようだ。
その20人で百人一首をすべて思い出せるというのがすごい。
京大を出ているのに一兵卒の会田さんは例外で、戦前の兵隊など今よりはずっと学歴が低いはずなのに、生活に関係ない、知っていても何の得もない百人一首を知っている人がそれだけ多かったということだろう。
今の倭国人でも誰かそういうクラブや愛好会にいた人がいれば別だが、百人一首と縁がない人を20人集めて百首思い出せと言ってもなかなかできないのではないか?
この前友人と百人一首の話をしてからそんなことを思い出した。

ちなみに、私が昔当ブログで披露した百人一首の本歌取りは「百敷や ふるき軒端のしのぶにも なほあまりある昔なりけり」のパロディで「モモヒキや ふるき息子をひきだせば なほあまりある皮ぞかなしき」だ。

蟹田再訪

山菜
05 /11 2024
今日も蟹田の山に筍を採りに行ってきた。
今日の津軽は晴れて朝から暖かく、最高気温が26℃にもなったので山では大汗をかいた。
一昨日は雨で朝の気温が8℃しかなかったので山に入るのがイヤだったが、今日は起きてすぐ出発し、この前より2時間も早く山に入った。
今日も山を越えて太い筍を採り歩き、特大リュックに半分になったところで帰って来た。
先に行けばまだまだあるのだが、特大リュックに満杯に採ったら歩くだけでも大変だから、とても急な斜面を登って山を越せない。
山のこっち側に戻ったらまだあんまり筍が出ていなかったので、それからは少ししか採れなくて、特大リュックに五分の三ほどにして4時間ちょっとで車に戻った。
今日もまっすぐ実家に行って筍を処理して、5時までかかって全部終わった。
朝早くからずっと動いていたので疲れた。

中里から蟹田への「やまなみライン」を通って蟹田に近くなると、沿道に新しい建物ができていた。
このすぐ近くに縄文時代早期の土器が出土した「大平山元遺跡」があり、三年前に「北東北の縄文遺跡群」が世界遺産に登録されたときの構成地の一つになっている。
この建物はその出土品を陳列したりする施設で、まだオープンしたばかりだった。

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「むーもん」というのはこの大平山元遺跡のキャラクターで、縄文土器と言いながら縄文ではなく無文土器だからこの名がついたようだ。
ここの土器は15000年前のもので、今のところ世界最古らしい。
興味があったが、これからやることがたくさんあるので写真だけ撮って帰って来た。
また今度だ。

今日は山で写真を撮らなかったので、昨日ワラビ採りに行った十腰内の山の藤をどうぞ。

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蟹田の筍

山菜
05 /09 2024
今日は蟹田の山に筍を採りに行った。
天気予想は午前中曇りで昼前から晴れるとなっていたが、5時に外を見ると小雨が降っていたので出かける気にならず、7時頃まだどんより曇っていたが雨は止んだので出発した。
車力から津軽山脈を見たら雲の中で、イヤだなと思いつつ雨に当たりながらいつもの場所まで行って、しばらく車の中で待っていたが埒が明かないので覚悟を決めて8時45分頃山に入った。
今朝の山は8時で8℃と寒く、雨が降っているから濡れるともっと寒い。
しっかり厚着して合羽を着た。
去年は7日に入って特大リュックに半分ほど採っていて、特大リュック半分なら普通リュックで軽く一杯だから、今年は去年より早く出ていたら特大リュックでなきゃ間に合わないと思っていたが、特大リュックは帆布製なので濡れると重くなるからナイロン製の普通リュックにした。

いつも一番早く筍が出る場所に着くと思った通りいい筍が出ていて、もう伸びすぎたのが何本もあった。

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もう誰かが採った跡もあって、いつもより少なかった。
ここは十数年私が独占していたが、一昨年あたりから誰かが入って来ていて先に採られたりする。
ここではいい時に来ればリュックに半分ほど採れるのだが、今日は三分の一も採れず、次に日当たりがいい西尾根に行ったらこっちはまだ出始めでポツンポツンとしかなかった。
雨が降っても気温が上がらないから出てこないのだ。
雨でいつも以上に竹が滑るし、厚着のせいで脚が上がらないし、竹藪の中でモタモタジタバタして疲れるだけなので、もっと筍が出ていそうな場所に移った。
去年発見した山越えした斜面で、そこならもっと太陽が当たるから出ているはずだ。
山越えしたら帰りも山を越えなきゃいけないということで、先に採ってリュックを重くしたのは大失敗だった。
それでも急斜面を下って行った斜面には「真竹か!?」と思うような太い筍がニョキニョキ出ていて、ここでリュックに三分の一採れたのでその先には行かずにまた山を越えて帰って来た。
もっと下ればいい筍がありそうだが、帰りのことを考えてやめた。
結局普通リュックに三分の二ほどになり、12時過ぎ車に戻った。
その頃ようやく晴れてきたが、山にいる間はずっと濡れていたので寒かった。

まっすぐ実家に戻って筍を処理した。
今年も手動式の皮むき器を設置して使った。
今まで採ったのは生で売ったからこれを使うのは今年初めてだ。
今年は手前に筍を多く置けるように台の上に板を敷いた。

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太い筍ばかりなのであまり時間がかからず終わった。
蟹田の山の筍は太い。
これからどんどん出るはずだから、田植えの手伝い前にもう一回行きたい。

マイタケオヤジ

津軽の山菜キノコ採りが大好きなオジサンです。
写真は今までに採った一番大きい27kgの舞茸。

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